中山道歩き旅 第十六回 軽井沢から御代田 その①

2023年6月17日土曜日、天気は、晴れ。

今回から本格的に信濃路を歩きます。

参加者は、いつもの4人。

前回の終着地の軽井沢までは、T氏が車を出してくれました。

大変助かります。

ありがとうございました。

地元の駅に朝6時半に待ち合わせます。

車を走らせ、9時には、軽井沢に到着致しました。

軽井沢駅から歩いて中山道へと戻ります。

10分程歩るくと植え込みの中にひっそりと中山道を示す道標がありました。

此方から、まずは、沓掛宿を目指し歩き旅スタートです。

駐車場の隅に馬頭観音が一基ありました。

周りは、お洒落なお店が並びますが、ここは、江戸の昔からある道、中山道で間違いありません。

爽やかな風が心地よい。

緑豊かな道を歩きます。

暫くして、六本辻の交差点に着きました。

標識の示すとおり、此方は、円形交差点となっています。

用水路の水が綺麗です。

涼しい緑のトンネルを歩きます。

道沿いには、石仏石塔群。

稲荷神社の赤い鳥居。

軽井沢町の道路元標がありました。

中山道は、国道と一旦合流致します。

整備された森の中には、旧雨宮邸と市村記念館が建ちます。

此方は、近衛文麿の別荘だった建物です。

中山道に戻り、小さな踏切を渡ります。

国道を離れ、静かな細道を歩いていると、正面に浅間山が美しくそびえます。

中軽井沢の駅近くには、宮之前の一里塚跡。

鉄道のガードをくぐり、再び国道と合流。

中軽井沢駅周辺が、当時の沓掛宿です。

土屋本陣跡。

草津道の道標を兼ねた石仏。

右に行けば草津温泉です。

中山道は、国道から左に入り再び細道へ。

双体道祖神がひっそりとたたずみます。

此方も緑豊かな道となります。

道沿いには、石仏、石塔が点在致します。

秋葉神社の石の鳥居。

この辺りは、旧古宿村。

中馬、中牛の宿で賑わった立場だそうです。

中馬、中牛とは、牛や馬を使って荷を運ぶ仕事です。

要は、此方の村の農民達が、駄賃稼ぎに旅人の荷の運搬をしていたという事らしいです。

馬頭観音が多く建つのは、その名残でしょうかね。

国道と合流しますが、側道を進み、左に入った細道が中山道です。

馬頭観音が立つこの辺りは、女街道との分かれ道です。

此方の道は、碓氷関所を避けた女人が上州下仁田に通じる裏街道として利用したそうです。

先に進むと遠近宮。

西長倉村道路元標。

蔵のある立派な建物が眼を引きます。

黄壁布屋 土屋作右衛門家です。

この辺りは、旧借宿村、此方は、間の宿であり、古宿村と同様、中馬、中牛で賑わったとの事。

公民館では、イベントを開催していました。

休憩がてら少し覗かしていただき、メンバー1名は、お土産を購入。

休憩後、歩き旅再開です。

昔の洗い場でしょうか。

当時の中馬、中牛で働いた馬、牛の供養の為か、立派な馬頭観音が鎮座致します。

その後、石仏石塔が点在します。

国道と合流した先には、 草津道分去れ道標。

暫く歩くと一里塚が見えてきます。  その②に続く。