中山道歩き旅 第十七回 御代田から佐久平

2023年9月17日(日曜日)天気は晴れ。

約3ヶ月ぶりの歩き旅です。

参加者はいつもの4人。

今回も地元の駅に集合、軽井沢までは、Jさんの運転で車移動です。

お陰様で、朝9時前には、軽井沢に到着いたしました。

Jさんありがとうございます。

軽井沢から前回終着地の御代田までは、しなの鉄道で向かいますが、よい時間帯に普通電車がなかったので、特急で御代田駅に向かうことにしました。

我等が乗った特急電車は、此方。

軽井沢駅には、かつて碓氷峠を走ったEF63系がいらっしゃいます。

115系と旧国鉄車両同士、仲良く並んでいました。

御代田駅に到着し、中山道へと戻り、本日の歩き旅スタートです。

まずは、地下道で線路をくぐります。

久しぶりの歩き旅、残暑もまだ厳しいなか、距離は控え目に設定致しました。

目指すは、佐久平駅

予定では、3時間程の旅となります。

駅からの道には、数件商店が並びます。

古い酒類自動販売機を見かけ、懐かしさで話しに花が咲きました。

暫く歩くと、馬頭観音、六体一緒に奉られています。

天気のよいなか、緩やかな下り坂をゆったりと歩きます。

時よりある道端の道標もしっかりと確認。

ひっそりと石仏がたたずみます。

立派な石仏石塔が並び、

道を渡ると小田井宿の入口標柱が立っていました。

小田井宿に入ると、貧しい農民のために燻炭肥料を作った、安川はるさんを偲び建てられた、おはる地蔵が宿場入口から小田井の街を見守ります。

姫の宿と呼ばれた小田井宿、今でも美しい街並みです。

此方のクランクは、枡形の名残りでしょうかね。

当時の面影を残す建物も点在します。

安川本陣跡。

上の問屋跡。

脇本陣跡。

下の問屋跡。

此方の枡形を最後に小田井宿を後にします。

緩やかな坂を下りながら、歩き旅が続きます。

すると、火の見櫓が立ちます。

消防信号表の記載があり、興味深い。

白山比咩神社。

鳥居には、武運長久、国威宣揚の文字。

この村から戦地に赴いた兵隊さん達は、此方から万歳三唱で見送られたのでしょうかね。

暫く歩くと石仏石塔。

すっかり秋の景色になってきました。

中山道は大きな道と合流。

向かって右側には、こう月原に名残の松。

反対車線の道端には、馬頭観音がいらっしゃいました。

大きな店舗が建ち並ぶ道を、鶏縄沢端の一里塚を探しながら歩きます。

が、なかなか見つからず、進んだり戻ったりを繰り返し、やっと見つけました。

りんご畑を横目に歩き、信州路の旅を実感致します。

歩き進み、道沿いには、馬頭観音や石仏石塔群が点在します。

暫くすると向かって左側には、住吉神社

岩村田宿に入りました。

立派な欅がそびえます。

境内には、善光寺道の道標。

神社を後にし、少し歩くと、道端にも善光寺道道標が立っています。

此方から少し歩くと信玄公縁の龍雲寺が鎮座致します。

迫力ある門をくぐり寺内へ。

此方で信玄公の遺骨が見つかり、供養塔が建てられたそうです。

美しい武田菱が確認できます。

龍雲寺を後にし岩村田宿の商店街を歩きます。

昭和を感じさせる街並みのなか、当時を偲ばせる建物もありました。

歴代首相の達筆が飾られた酒屋さん。

残念ながらこの日はお休み。

佐久名物の鯉を食べさせてくれるお店も数件ありました。

中山道は、下仁田街道分去れを過ぎると。

信玄公が此方から信州に入ったといわれる佐久、甲州街道分去れを右に折れます。

西宮神社が鎮座。

道祖神がたたずみます。

先に進み、石仏群が点在。

小海線中仙道踏切を渡ると、

郷社若宮八幡大神社標が立ちます。

長閑な道を歩きます。

左側には、御嶽神社

岩村田高校、浅間総合病院を過ぎると。

皇女和宮野点を行ったといわれる、相生の松があります。

男松女松の株が結びついた、おめでたい松は、三代目だそうです。

今回の中山道歩きの旅は、ここまで。

佐久平駅に向かいます。

駅には、北斗の拳のキャラクター、ジャキの象が鎮座。

佐久平駅から軽井沢駅まで一区間を新幹線で戻ります。

軽井沢駅に到着し、駅前のお蕎麦屋、本陣さんでランチをいただきます。

いただいたのは、ざるそばの大盛。

盛りがしっかりあってボリューム満点。

食後の蕎麦湯には、少し七味唐辛子を入れていただくと、味に深みが増しました。

大変美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。

この後、軽井沢のアウトレットを少し覗いてから家路と致しました。

今回も天気に恵まれ楽しく歩けた一日でした。