2022年2月19日土曜日、天気はくもり。
今年最初の中山道の旅。
駅に到着し、前回の終着地である、岡部藩陣屋跡へ向かい、中山道へと戻ります。
まず見えてきたのは、岡部神社の鳥居。
長い参道を経て、境内へ。
本日の旅の安全を祈ります。
岡部神社は、岡部忠澄が、戦へと向かう際の祈願所だと伝わります。
中山道に戻ります。
続いて、岡部忠澄創建の普済寺が鎮座いたします。
お寺の入口に石仏、石碑が並びます。
門をくぐり寺内に入ります。
丸にはね十字は、岡部氏の家紋 。
寺内には、平忠度の歌碑もありました。
次に向かうは、忠澄の墓所。
一旦、中山道から外れます。
景色の良い道を歩きます。
畑の中の小さな公園にお墓がありました。
忠澄の墓石が変形しているのは、忠澄の墓石を削り煎じて飲むと、乳が出ない女性も乳がでるとの言い伝えから、墓石が削られた影響です。
中山道に戻ります。
懐かしい火の見櫓。
この辺りは、関東で代表的なお漬け物の産地だそうで、道沿いには、工場や販売店等が点在しています。
時折、お漬け物の匂いが漂ってきます。
畑の中にこんもりとした塚。
宝登山神社の小さなお社。
中山道は、国道から外れ、右側の道へ。
芭蕉の句碑がありました。
岡の一里塚は、この辺りにあったそうですが、説明板や石碑等何も見当たりませんでした。
ここいらで小休止、中山道を離れ、道の駅おかべ、へ向かいます。
道の駅の隣には、中宿歴史公園。
中宿古代倉庫跡があります。
古代倉庫が2棟復元されています。
道の駅おかべの中のお蕎麦屋さんで、お昼ごはんをいただきます。
名物の深谷ネギを使用した、玉子丼とお蕎麦。
大変美味しくいただきました。
また、お土産に特産のネギを使用したお漬け物と、子供達には、ふっかちゃんパッケージのチョコを購入いたしました。
道の駅を後にし、旅を再開致します。
中山道へと戻ると石造りの古い建物。
岡部消防組 第一部。
浅間大神の石碑。
百庚申への道標。
右手の坂を下ります。
すると、百庚申が見えてきます。
神秘的な風景です。
坂を下り、バイパスを横断致します。
暫く歩くと、石塔があります。
稲垣一等卒殉烈記念碑。
稲垣一等卒は、大正時代、軍事演習の際に川で溺れていた人を助けようと濁流に入り命をおとしたそうです。
その功績をたたえ記念碑が建てられました。
重厚な橋を渡ります。
国の登録有形文化財である、
滝岡橋です。
昔は、橋柱の窓に明りが灯されていたようです。
流れている川は、小山川。
鋼製の8連桁の立派な橋です。
ここら辺りから再び国道に至るまでは、田園や集落の中を、道がゆったりと左右に曲がりながら続き、これぞ旧道といった趣です。
左に入る小路が旧道になります。
土手の脇を歩きます。
小路を歩き終え、元の道に合流すると、小さな石碑が綺麗に並んでいました。
先に進むと左手に八幡大神社。
境内には、巨木が悠々とそびえます。
右手には、寶珠寺。
美しい参道の先には、
立派な仁王門。
火の見櫓が残る長閑な道を進みます。
浅間大神の石碑。
歩道で地元のお母さん達が座り、楽しげにおしゃべりをしていました。
時間が昭和に戻ったようです。
道沿いには、石碑、お地蔵様が、並んでいます。
石碑群の端には、村の境目に置かれる、塞神。
塞神とは、村や地域の境目に置かれ、村に邪悪な物や疫病等が入らないように守ってくださる神様です。
立派な長屋門が残るお家。
この辺りは、傍示堂とよぱれ、武州と上州の境だったそうです。
橋がかかっている辺りには、傍示堂の一里塚があったようですが、場所は分かりませんでした。
国道を歩道橋で渡ります。
ゆったりとした御堂坂を歩きます。
途中に石碑が数基並んでいました。
本庄宿に入ったようです。
左手に見えてきたのは、大正院。
旅が無事に終えられることに感謝し、お参りをいたします。
立派な鐘突堂がありますが、此方の梵鐘の由来が書かれています。
本庄宿にも昔を偲ばせる建物が残ります。
本庄駅に到着です。
天気が心配でしたが、雨に降られずにすみ、一日楽しく歩けました。