中山道歩き旅 第十九回 芦田から和田 その①

2023年11月25日土曜日、天気は、晴れ。

今回も、いつもの4人での旅となります。

季節は、秋本番ですが、前日までのぽかぽか陽気から一変、厳しい寒さの中での歩き旅となりました。

早朝、地元の駅に集合、T氏の運転で、まずは、S氏と3人で和田宿へ向かいます。

和田宿では、車で前乗りしているJさんと合流し、前回の終着地、芦田宿までT氏の車で4人で戻ります。

公共交通機関が少ないこの地域を乗り切るため、車2台を利用して対応致します。

T氏、Jさんありがとうございます。

和田宿から芦田宿までの車移動の途中、食糧確保の為、コンビニに寄ります。

車から降りると、ちらちらと風花が舞う冷え込みとなっていました。

程なくして芦田宿に到着し、朝陽を浴びた立科町役場から本日の歩き旅スタートです。

まずは、中山道へ戻ります。

芦田宿の中心部へ。

歩くとすぐに、蛇石様と呼ばれる曰くのある石が置かれた建物がありました。

この辺りから宿場の中心部となります。

当時を偲ばせる建物が続きます。

まずは、山浦脇本陣跡。

脇本陣跡の前には、土屋本陣跡。

立派な建物が残ります。

本陣跡を後にすると、酢屋茂。

続いて、旅籠津ちや、現在も、金丸土屋旅館として営業中。

芦田交差点の先には、正明寺。

道端には、道祖神がたたずみます。

芦田宿入口交差点の手前には、石打公園。

「石打」とは「境界」を意味するそうで、芦田村と横島村との境との事。

芦田宿を後に致します。

すると、信号を渡る先には、本日最初の難所、笠取峠へ続く道筋が見えてきました。

峠越え開始です。

入口付近には、道祖神が立ちます。

笠取峠の松並木が始まります。

馬頭観音

道沿いには、石碑、石仏が点在します。

まだまだゆったり雰囲気を楽しみながら歩けます。

若山牧水の歌碑。

吉村煙嶺句碑。

国道を渡った先にも松並木は、続きます。

暫く歩くと、再び国道に合流。

国道脇、急坂の歩道をひたすら登ります。

道の向こうに、馬頭観音を確認。

歩き続けると、一里塚跡。

その先に、馬頭観音

昔の面影を探しながら歩きます。

坂の最高地点、笠取峠到着。

此方からは、下りとなります。

途中、金明水、銀明水を探索致します。

残念ながら、発見できず。

峠乃茶屋を横目に歩くと、灯篭を模した中山道のモニュメント。

その先には、笠取峠立場図版木のレリーフ

当時の賑やかな立場茶屋の様子が描かれています。

この先から、国道を離れ、原道と呼ばれる山道に入りました。

道標もしっかり確認致します。

舗装路にでました。

推定樹齢150年、長和町指定保存樹林の枝垂れ桜が、現れます。

馬頭観音地蔵尊

道に書かれた矢印に従い、ガードレールの切れ目から再び原道へ入ります。

野生動物の糞を見つけ、怯えながら森の道を先に進みます。

中山道笠取峠原道の道標が立ちます。

道なりに進まず、歩道をそのまま直進します。

道標に従い歩き続けます。

山道が終わり、里におりてきたようです。

石仏郡が向こうに見えます。

その②に続きます。