中山道歩き旅 第十一回 新町から高崎 その①

2022年4月16日、天気は晴れ。

本日も、いつもの4人で歩きます。

だんだんと集合時間が早くなります。

それだけ、頑張って歩いたということ。

地元の駅から電車に揺られて1時間。

前回の終着地、新町駅に到着し、本日のてくてく旅スタートです。

まずは、駅から中山道へ戻ります。

最初に立ち寄ったのは、小林一茶が宿泊した、旅籠 高瀬屋跡。

神流川に常夜灯を建てるための援助をせがまれ、やむなく十二文寄付したと伝えられています。

江戸時代の十二文はというと、居酒屋でいただく、お銚子一本程度の価値らしいです。

続いて小林本陣跡。

今回の旅は、久しぶりの良い天気。

春らしく、青空に菜の花が映えます。

新町宿の外れには、弁財天が奉られます。

現在は、弁財天公園となっており、弁天様の他に、芭蕉の句碑と道祖神が鎮座致します。

此方に掛かる橋を望む景色が、広重作、新町宿の浮世絵だとされています。

弁財天公園を後にし、中山道は、大きな通りから右にそれて続きます。

見えてきたのは、伊勢島神社。

此方、もとは、お稲荷さんだったらしく、狛犬の代わりに狛狐が神社を守ります。

先に進むと川端家住宅。

白壁が見事、立派です。

信迎庵。

橋供養搭など、石碑が並びます。

道標がありました。

次の倉賀野宿まで4キロと少し。

中山道は、土手道へと入ります。

なるべく旧道を探して歩きますが、本日は、天気も良く、景色も素晴らしいので、土手道を優先して歩きました。

赤城山榛名山妙義山の群馬三山に、中山道のランドマーク浅間山も大変綺麗に見えました。

土手道を歩き終え、柳瀬橋で烏川を渡ります。

当時の渡し場付近と思われる場所まで歩きます。

川幅が少し狭くなっているこの付近が当時の渡し場、だと推測。

北向子育観音を横目に中山道を進みます。

倉賀野宿を目指し歩きますが、上州名物 宿場そばの看板が目に入り、此方でお昼をいただくことに致しました。

感じの良いおばあちゃんが、一人で切り盛りして料理を作ってくれました。

店内には、群馬出身歴代の総理大臣との写真が飾られており、昔からある老舗のお蕎麦屋さんなんだろうと推測。

おばあちゃんの配膳のお手伝いをしたり、色々お話しもさせていただいたりと、お蕎麦のお味と共に、旅の良い想い出となりました。

食後にコーヒーまでいただき、休養十分、歩き旅再開です。

その②に続きます。