中山道歩き旅 第十三回 群馬八幡から松井田 その②

その①の続きです。

安中宿に入ると、下木戸跡の碑があります。

此方が宿場の江戸側入口となります。

安中宿も、昔を偲ばせる建物が、点在しています。

本陣跡の碑を見つけました。

中山道から右に入ると旧碓氷郡役所跡。

此方は、現在資料館となっており、見学可能です。

もちろん、立ち寄りました。

お隣には、安中教会。

さらに旧安中藩郡奉行役宅。

此方も有料ですが、建物内に入れます。

室内は、江戸時代の生活を偲ぶことができ、貴重な経験となりました。

道を挟んだ所には、旧安中藩武家長屋も復元されています。

此方は、一部工場中との事で室内の見学は、残念ながらできませんでした。

そろそろお昼も過ぎ、お腹がすいてきました。

中山道へ戻る道沿いに、お昼を食べられそうなお店を見つけました。

高嶋屋さんでランチです。

しょうが焼きに、小うどんの付いたランチセットを頼みましたが、凄いボリューム!

大変美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。

お腹いっぱいになり、旅の続きです。

上木戸跡は、安中宿の京都側の入口があった場所です。

ここからは、松井田宿を目指します。

道には、立派な常夜灯がたっています。

古墳の上には、愛宕神社が鎮座。

中山道を少しそれますが、同志社大学創立者新島襄先生の旧宅が在るとの事で、足を伸ばします。

此方も中に入れることができ、管理されている方から丁寧な解説を聴くことができ、とてもありがたく、感謝です。

もとは、安中藩武家長屋だったそうです。

この長屋は、新島先生のご両親が暮らしていて、アメリカから帰国した襄先生も、少しの間では、ありますが一緒に此方で暮らしたそうです。

中山道に戻り、先に進みます。

史跡天然記念物安中原市ノ杉並木碑がありました。

かつては、此方から杉並木が続いていたそうです。

現在、並木の東側は、枯れてしまっています。

先に進むと見えてきました。

並木の中に石塔が三基。

安政の遠足が、デザインされた貯水塔。

天然記念物安中原市ノ杉並木碑。

此方で杉並木は終わりです。

がんばって先に進みます。

立派な門構え、原市村戸長役場跡。

その先には、明治天皇原市御小休跡碑が立っていました。

蔵が点在します。

現在は、寂しい通りですが、残る蔵や建物を見ていると、華やかで賑やかな時代があったのだなと偲ばせます。

八本木旧立場茶屋跡。

こちらの茶屋の名物は、志がらきお茶漬けだったそうです。

想像はつきませんが、美味しそう。

茶屋跡の前には、八本木地蔵堂

百年に一度開帳される秘仏が納められ、参勤の大名達は、下乗下馬したとの事。

安中市最古の庚申祠も見ることができます。

松井田宿は、もう少し先です。

道沿いに道祖神等の石塔が点在します。 

郷原の一里塚跡が、この辺りにあったそうですが、その痕跡を見つけることは、できませんでした。

暫く歩いていると、国道に突き当たり、久しぶりのコンビニで少し休憩をとりました。

国道の向こうに妙義道道標があります。

休憩後、再び松井田宿を目指し歩きます。

まずは、コンビニから国道を渡らずに、右に折れ、中山道と思われる小道に入ります。

薄暗いなか細道を下ります。

人気もなく不気味な雰囲気のなか、歩きます。

道端のマムシ注意の看板に、尚更びくつきます。

落ち葉が広がる坂道を上り、これまた、おっかない国道下に通された、小さな薄暗いトンネルをくぐります。

トンネルを抜けると、やっと視界が開け、美しい景色を見ることができました。

ほっと、したところで、中山道は国道18号と合流します。

松井田宿までは、あと一息。

途中スーパーに立ち寄り、帰りの電車でいただくおつまみを購入。

メンバー2人は、堪えきれずおビールも同時に購入。

はじめての20キロオーバーの行程で、足もがくがく、気力を振り絞り、やっと松井田宿にたどり着きました。

本日の旅は、ここまで。 松井田駅まで歩き、家路に着きました。 この日も楽しく歩けました。